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【東京市場】 ドル安水準での神経質な取引
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週明けの東京市場は、前週末のドル安進行を受けて、
ドル安水準での神経質な取引から始まった。
ドル円は投信や月末要因などで106.50手前まで 上昇したが、午後にかけては106円を割り込み 早朝の安値を更新した。
ユーロドルは1.58手前と、先週末のドル安水準に 張り付く取引が続いた。
豪ドルは、明日の豪中銀政策金利発表を控えて 狭いレンジでの揉み合いが続いた。
対ドルでは0.9620-30レベルと25年来の高値水準 で取引されていた。
昼過ぎに米ムーディーズが日本国債の格上げを 発表し、市場はやや意外感を持っていたが、 円買いの反応は少なかった。
ただし、海外市場で改めて注目される可能性があり、 注意しておきたいニュースだ。
また、原油先物は時間外取引で141ドル台で推移し、 依然として最高値圏での取引が続いていた。
先週から引き続き原油高とドル売りとの連動性が 注目されており、海外市場でのユーロドル動向に 影響しそうだ。
◆ムーディーズ 日本国債の格付けをA1からAa3に引き上げ 日本国債の格付けをA1からAa3に引き上げ。
日本国債格上げ理由、継続的な財政引き締め・再建取り組みに期待。
◆豪ドル、政策金利の発表控えて揉み合い 豪ドルは明日の豪中銀政策金利の発表を控えての 揉み合いだった。
豪ドル/ドルは0.9610-30レベルとほぼ2週間前の 高値水準を回復し、堅調に推移した。
豪ドル円は序盤、102.30-40レベルと反発の動きをみせたが、 午後には再び102円を割り込む往って来いだった。
豪ドルにとっては、原油高が追い風となっている。
また、豪経済指標では本日発表された6月のTDインフレ率 が4.8%と前回の4.5%から上昇していた。
明日の政策金利発表は大勢が7.25%での据え置き予想。
ただし、対円では欧米金融機関の損失拡大観測から 格付け会社による格下げや、大手証券会社による 投資判断引き下げが株価の頭を抑えていることから、 円相場はリスク回避圧力が働きやすい点は留意したい。
◆ユーロドル1.58手前、欧州通貨は高止まり続く 東京市場でユーロドルは1.58手前の水準と 前週末の終値水準に張り付いていた。
東京市場の高値は1.5798レベルで、1.5800の 大台水準にはそれなりの売り注文もあった模様。
また、ポンドドルも1.9930-50レベルと、 前週末の高値水準での取引が続いた。
1.99台半ばの水準は4月28日以来、ほぼ2ヵ月ぶりの 高値水準となり、2.0000の大台乗せも意識されよう。
欧州通貨は原油が最高値を更新する流れに連動して 対ドルでの堅調さが目立っている。
先週のFOMC声明で米利上げ見通しがやや弱まったとの 見方も影響していた。
今週は、ECB理事会での利上げ見通しが強い。
市場はその後のトリシェECB総裁の会見から、今後の 追加利上げのヒントを得られるのか注目している。

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