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えっ、北朝鮮が最貧国じゃない!?(茶飲み話でない北朝鮮経済論)
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- 昨年、金正日総書記が急死し、金正恩氏が後継者として新体制が築かれつつある北朝鮮については、政治に関する情報は氾濫していますが、経済についてはあまり多くの情報が出回っていません。メディアによる報道も大部分が政治に関するものです。経済についてあまり語られない理由の一つは統計の少なさです。 法政大学の小峰隆夫教授は、「データできちんと根拠を示しているか」ということが、議論が単なる「茶飲み話」か、きちんとした「経済的な議論」かを区別する一つの基準となるとしています(注1)。北朝鮮で餓死者が出ているといった定性的な情報から、北朝鮮経済が大変厳しい状況に直面していることは十分に伝わってきます。しかし北朝鮮の経済を客観的に把握するためにはどうしてもデータ、すなわち統計が必要です。

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