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2012年、「不作為の緊縮財政」を回避できるか(Money Globe- from NY(安井 明彦))
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- 2012年の米国は大統領選挙の年。米国民にとっては次の4年間を託す指導者を選ばなければならない年だが、重大な決断を下さなければならないのは政治家も同じである。政治の機能不全が続けば、米国経済は「不作為の緊縮財政」のショックに襲われかねないからだ。 無策でも進む財政再建 「2015年度の財政赤字は約2000億ドル。GDP(国内総生産)比では1%程度にまで縮小する」 2011年度の財政赤字は3年連続で1兆ドルを超え、GDP比でも9%近い高水準を記録した米国に、こんな予測がある。根拠のないバラ色の見通しではない。中立性に定評のあるCBO(議会予算局)が、今年8月に発表した予測である(図)。

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