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【特別編】中国発弔電が意味する3つのこと(加藤嘉一の「脱中国論」現代中国を読み解く56のテーゼ)
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- 12月19日12時30分(北京時間)。出張先から北京首都国際空港へ降り立ち、携帯電話の電源をオンにした筆者は、即座に異様な空気を感じた。数秒間隔でメールが入ってくる。 「聞いた?」 「ちょっと信じられないよね?」 「情報は本当なの?」 「今晩、番組に来れる?」 「この地域は荒れるのかな?」 「北朝鮮」「金正日」「死去」。これらの名詞、固有名詞は一切使われていなかった。監視や盗聴を考慮して、携帯電話による連絡では固有名詞を極力使わないようにしている。 久しぶりに北京に戻ってきた。多くの中国人記者たちが、空港の出口で筆者を待ち構えていた。いつもなら、「久しぶりの北京はどうですか?」「この前のあのニュースについてはどう思いますか?」「向こう2週間はどういう予定ですか?」などという質問から入って、ざっくばらんなコミュニケーションを交わす。

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