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WTO加盟で試される“開かれたロシア”(大竹剛のロンドン万華鏡)
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- ロシアが世界貿易機関(WTO)に加盟することになった。12月15日から開催されるWTO閣僚会議で加盟が承認され、来年6月までにロシア議会での批准を経て正式に発効する見通しだ。ロシアのWTO加盟には、領土問題でロシアと対立するグルジアが拒否権を行使してきた。だが、債務危機と景気低迷に直面する欧米諸国が、WTO非加盟国として最後の大国であるロシアの加盟を強く求めた。スイスの仲介でグルジアが態度を軟化させ、ロシアの加盟に道が開けた。 加盟交渉は18年にも及び、15年を要した中国を上回る最長記録となる。WTOのパスカル・ラミー事務局長は「ロシアの加盟でWTOの加盟国は世界貿易の98%を占める」と胸を張った。

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