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WTIは本当に世界の原油価格指標か?(記者の眼)
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- 「原油価格の国債指標は何ですか?」と聞かれれば、おそらく多くの人がWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)を思い浮かべるだろう。WTIとは、米国のテキサス州西部とニューメキシコ州南東部で産出する原油を指す。1日に数十万バレル(1バレルは約160リットル)しか生産されず、世界の原油シェアのわずか1%に過ぎない。生産量からすれば、世界3大原油指標の北欧で採掘される北海ブレント原油や中東のドバイ原油に比べて圧倒的に少ないのだ。 しかしWTIの原油先物における取引量は1日およそ1億バレル。取引量の多さから市場の流動性や透明性が高いので存在感は他2指標に比べてダントツである。 「原油の質」も関係しているといえよう。

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