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ウォール街デモが見落としたもの(Money Globe- from NY(安井 明彦))
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- 「Occupy Wall Street(ウォール街占拠デモ)」でやり玉に上がる「1%の富裕層」。確かに富裕層に占める金融関係者の割合が高まっているのは事実だが、比較的恵まれた暮らしをしているのはウォール街を擁するニューヨークの住民だけではない。一方で米国では貧困層が貧しい地域に集中する傾向も強まっており、地域の明暗が分かれている。 もっとも裕福な街はワシントン 2010年の米国で、最も裕福な都市が入れ替わった(図表1)。新しく第1位となったのは、ほかでもない首都ワシントンである。 図表1 中位所得上位5都市 順位 中心都市 所在する州 中位所得(ドル) 伸び率(%) 2010年 2009年 1 ワシントン コロンビア特別区 84,523 84,424 0.1 2 サンノゼ カリフォルニア 83,944 85,020 -1.3 3 ブリッジポート コネチカット 74,831 81,114 -7.7 4 サンフランシスコ カリフォルニア 73,027 74,876 -2.5 5 サウザンドオークス カリフォルニア 71,864 74,828 -4.0 19 ニューヨーク ニューヨーク 61,927 63,553 -2.6 注:「所在する州」は中心都市の位置 出所:米商務省資料により作成 ここで比較しているのは、各都市圏の中位所得だ。

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