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指導者レースかき乱す「重慶モデル」(中国新聞趣聞〜チャイナ・ゴシップス)
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- 先月に北京に行った時、北京大学の孔慶東教授を訪ねた。孔教授は日本にも留学経験がある魯迅研究者として知られているが、先鋭的な新左派(反米)学者でもある。口が悪いことにかけては知らぬ人はなく、特に取材記者に対する罵詈雑言は有名。「記者はわが国最大の公害」「ここにいる記者全員並べて撃ち殺しても、おれは心痛まないね!」といった伝説的罵倒文句は枚挙にいとまがない。 先日も南方人物週刊誌記者に向かって下品な罵り言葉(あえて書かない)を浴びせて追い返し、それを自分の微博(ツイッターのような中国のマイクロブログ)で自慢げに報告したものだから、ネット上では「北京大学の品位を落とす!」と批判が殺到した。 そんな強面の記者嫌いの教授をあえて訪問したのは、魯迅研究について取材するためでも、記者とのケンカ話を聞くためでもなくて、来年の第18回共産党大会人事のダークホースと目されている薄煕来・重慶市党委書記とその政策についての意見を聞いてみたかったからだ。

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