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“狂犬”殺害で活気 英国のリビア商戦(大竹剛のロンドン万華鏡)
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- その暴君ぶりで、“狂犬”と恐れられたリビアのカダフィ大佐が殺害されてから、3週間余りが過ぎた。盗んだパンを食べながら民家を転々とする逃亡生活を続け、最後は下水溝の中で捕らえられて殺されたという壮絶な死にざまは、世界中を驚かせた。 だが、「カダフィの死がリビアで事業をする企業のリスク環境を転換させるものではない」(英調査会社エクスクルーシブ・アナリシス)。リビア国内には、親カダフィ派の抵抗や部族・宗教対立の火種もある。それでも、英国では「企業は荷物をまとめて現地に飛ぶべき」とフィリップ・ハモンド国防相が発言するほど、リスクよりチャンスの方が大きいとの認識が広がっている。 リビアは、この先10年で2000億ドル(約15兆6000億円)の復興需要を生み出すとされる。

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