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食い止めよ!市場流動性の「日本化」(記者の眼)
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- 2011年度も下期に入り1カ月が過ぎた。この間、証券・金融市場では、日経平均株価が10月5日の直近安値である8300円台から切り返し、一時は9000円台を回復した。円相場が日本単独とはいえ、円売り介入を強いられるほどの高値圏で推移する「リスク回避」の市場ムードとは裏腹な印象だ。 債務問題が払拭し切れていない欧州や、雇用情勢の悪化が重くのしかかる米国のそれぞれの株式相場でさえも、持ち直しの動きが鮮明になっており、米ダウ工業株30種平均は同期間に一時15%も持ち直した。しかしながら、楽観するのは早計だろう。こうした相場のうねりの背後に、実は市場のエネルギーの萎縮という、深刻な予兆が影を落としているからだ。

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