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第11回 結婚も離婚も稲妻のように〜一人っ子政策が生み出した「閃婚族」と「閃離族」(中国“A女”の悲劇)
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- いま中国には「閃婚族」とか「閃離族」という言葉がある。 「閃光のごとく、すぐに結婚し」、「閃光のごとく、すぐに離婚する」という一群のことを指す。両方を含めて「閃光族」と総称するが、その中には「閃孕族」というものもある。 「孕」はもちろん懐妊のことで、日本語では「はらむ」と読むから、これに関しては説明はいらないだろう。そこでここではまず、「閃婚族」と「閃離族」に絞って話をしよう。 拙著『中国動漫新人類』でも何度も出てきたように、1980年以降に生まれた若者たちを「80后(バーリン・ホウ)」(后は後)と称するが、閃光現象は、ともに、この80后に顕著に現われる現象だ。 一見、<A女>とは反対の方向にある現象に思われるだろうが、<A女>現象を知った20代初期の女性たちが、「ああは、なりたくない」という心理から、サッサと結婚し、閃光族になるという要素が強いので、まんざら無関係ではない。

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