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映画は政治に奉仕するものではない(中国新聞趣聞〜チャイナ・ゴシップス)
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- 先日、少々地味だが、印象深い映画を見た。反右派闘争でゴビ砂漠の労働改造農場の夾辺溝(ジャービエンゴウ)に送り込まれた右派知識分子たちの悲惨な姿を描いた「無言歌」(王兵監督、2010年)である。 2010年のベネチア国際映画祭でサプライズ上映されたことで、仲間内では噂になっていた映画が、日本でも上映されることになり、王監督も来日、私もその機会にインタビューすることができた。 王監督はドキュメンタリー界ではすでに鬼才として名の知られた人であり、この映画は初の物語映画(故事片)とはいえ、夾辺溝の生き残りのインタビューをもとに構成した歴史の再現映画である。

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