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【東京市場】 FOMC後のドル安水準継続、ユーロ円は最高値更新
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26日東京市場の取引はドル安水準で推移した。
米FOMCでは政策金利が据え置かれ、声明ではインフレと 景気の両にらみと、事前の予想よりはタカ派色が 弱かったことで、ドル売りが強まった。
ユーロドルは1.5670−80と高値水準での取引が続いた。
また、ユーロ円が一時169.33レベルまで買われ、 ユーロ発足以来の最高値を更新した。
米国と比べて欧州の利上げ見通しが強まったことが ユーロ買いを強めたようだ。
ドル円は、FOMC後の米株式の堅調な動きが好感されて 107円台後半から108円に乗せる場面もあった。
日経平均は一時マイナス圏に入ったものの底堅く、 午後の取引では前日比100円高の水準に反発する場面もあった。
全般に、FOMCの大きなイベントの通過で、材料出尽くし感が 漂い、この後の海外市場待ちのムードが強かった。
◆NZドル売りの反応、NZ経常収支赤字予想上回る 東京早朝に発表されたNZ第1四半期経常収支が 21.6億NZドルの赤字と、予想17億NZドルを上回る赤字幅となった。
NZドル売りの反応で、NZドル/ドルは0.7590近辺 から0.7570レベルへと下落した。
NZドル円も81.85レベルから81.60レベルへと下落した。
その後は下げ渋ったものの27日の第1四半期GDPで 前期比がマイナス成長になる見通しが強く、上値は 限定的だった。
◆豪ドル、記録的な高値水準で推移、対ドル84年以来 東京市場での豪ドル相場は米FOMC後の高値圏に 張り付いての取引が続いた。
豪ドル/ドルはFOMC後の東京時間4時台に0.9602の高値を つけたあと、下値は0.9580レベルに限定されている。
豪ドル円は東京市場午前の取引で一時103.60台と、 一段高になった。
豪ドル/ドルは1984年3月以来、豪ドル円は1991年10月 以来の記録的な高値水準となっていた。
原油・資源価格の高騰に支えられて、かなり息の長い 豪ドル買いの動きが続いている。

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