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世界に影響与えたジョブズ氏
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- スティーブ・ジョブズ氏は、アメリカのサンフランシスコで生まれ、大学中退後の1976年にアメリカのシリコンバレーで今のアップルの前身の会社を立ち上げました。1984年にマウスを使ってさまざまな操作ができ、「マック」の愛称で親しまれたパソコン「マッキントッシュ」を発売し、一大ブームを巻き起こしました。1985年には経営方針を巡る社内での対立から一度は会社を追われますが、経営危機に陥っていたアップルを立て直すために1996年にコンサルタントとして会社に復帰しました。その後、最高経営責任者に就任し斬新なデザインのパソコン「iMac(アイマック)」をヒットさせ再建に成功します。2001年には携帯音楽プレーヤーのiPodを発表し、インターネットを通じて音楽を購入するという新しいスタイルを瞬く間に普及させました。さらに2007年にスマートフォンiPhone(アイフォーン)、去年はタブレット端末のiPadを投入し、キーボードを使った従来の携帯電話やパソコンから、タッチパネルで操作する携帯端末へという変化が加速するきっかけをつくりました。時代の一歩先を行く革新的な商品を次々に生み出したアップルは、ことし7月、時価総額で世界一の企業となりました。ジョブズ氏が黒のシャツにジーンズという服装で新商品を手にしながら印象的な言葉で語りかける姿は、熱狂的なファンの心をつかみ、「ロックスター」とも称されました。こうしたプレゼンテーションの手法やアップルの経営戦略は世界の多くの企業経営者に影響を与えました。ジョブズ氏は2004年にすい臓がんの手術を受け、さらに2009年には半年間休職して肝臓の移植手術を受けるなど、ここ数年、闘病生活を送っていました。そしてことし8月には「CEOとしての責務と期待に応えられなくなった」としてアップルの最高経営責任者を辞任し、会長に退いていました。
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