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“数字”で考える欧州危機の処方箋(御立尚資の帰ってきた「経営レンズ箱」)
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- さて、この原稿、米シカゴから日本へ向かう機内で書いている。ギリシャをはじめとする欧州の経済・金融危機。米国の景気回復遅れ。そして、新興国を悩ませるインフレや資産バブル──。 今回の出張の間も、「リーマンショックに続いて、また危機が来そうだ」「今回はどう対応しよう」というムードが、米国をはじめとする先進国の企業を包み、何となく浮足立った雰囲気が感じられた。 本当は浮足立っている場合ではない。このコラムの中で繰り返し述べてきたように、大きな変化が頻繁に起こり、変化が常態化する時代に入った。そう考えて行動すべきだと思う。 「何か大きなことが起こりそうだ、どうしよう」と恐れるのではなく、「好むと好まざるとにかかわらず、大きな変化は何度もやって来るもの」と思いを決して、あらかじめ「変化に対応する力」を磨いておくべきなのだ。

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