株式や為替、先物など様々なマーケット参加者が集まる、投資家・トレーダー達の交流サイト。
ようこそ Guest:  ログイン- 新規登録  
BULL
オンライン状況
8 人のユーザが現在オンラインです。 (3 人のユーザが 最新ニュース/記事 を参照しています。)

登録ユーザ: 0
ゲスト: 8

もっと...
<< ECB(欧州中央銀行)関連 - ECB(欧州中央銀行)関連過去ニュース/記事

スポンサーリンク


発行日時: 2008-6-26 7:17

【NY市場】FOMC声明、予想ほどタカ派でもないとの印象からドル売りの動き

記事詳細
25日のNY為替市場は後半、ドル売りの動きが優勢とな った。
注目されていたFOMCは市場の大方の予想通り、 政策金利は据え置かれ、昨年9月から続いた連続利下 げは打ち止めとなった。
注目は声明に集まっていたが、「成長の下振れリスクは 残るが、それらは幾分和らいでいる。
しかし、インフレ およびインフレ期待は上昇している」と述べ、タカ派な 印象もあったが、「インフレは今年、来年と鈍化する」とも 述べ、また「住宅市場の調整、エネルギー高、タイトな 信用状況が今後数四半期に渡り成長の重しとなる可能性 も指摘していた。
市場は思ったほどタカ派でもないとの印象から、発表後、 ドル売りが優勢となった。
ドル円は108円台から107.70近辺に下落、ユーロドルは 1.5650のレジスタンスを突破し、1.5680近辺まで一時上昇 している。
◆必要なら行動とは!? きょうのFOMC声明文は以下の通り ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 本日、FF金利の誘導目標を2.0%に据え置くことを決定 した。
最近の情報は、一部家計消費支出の上昇を反映して、 全体的な経済活動は拡大が続いている。
しかしながら、 労働市場は更に緩み、金融市場も大きなストレスが残 っている。
タイトな信用状況と住宅市場の調整が継続し ており、またエネルギー価格上昇が、この先数四半期、 経済成長を圧迫する可能性もある。
委員会は今年の後半と来年にインフレは緩和すると見 込んでいる。
しかしながら、エネルギーを始めとした商品 価格の上昇継続、インフレ期待の上昇を示す指標を考慮 すると、見通しに対する不確実性は高い。
流動性供給とともに、これまでの金融緩和政策が、この 先の緩やかな成長達成を支援するだろう。
成長の下振れ リスクは残るが、それらは幾分和らいでいる。
ただ、イン フレおよびインフレ期待は上昇。
委員会は経済、金融情勢 を監視し続け、安定的な経済成長とインフレを達成するた めに、必要なら行動するだろう。
フィッシャーダラス連銀総裁は利上げを主張し、反対票 を投じた。
(了) ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 確かに、この声明文からは、今年の後半と来年にインフレ は緩和すると見込んでいるとしており、景気下振れリスク が残っていることも指摘している。
市場が利上げまでは 示唆していないと判断するのも最もだ。
しかし、基本路線の部分でインフレは緩和するとFOMC が見込むのは当然のこと。
そうでなければ、不快な水準 にあると、FOMCのボード達が常に発言している現状の 消費者物価水準から、後手に回らないためにも、今回 は利上げを行っていなくてはならないはず。
実際一人は 利上げを主張していた。
しかし、その後に、エネルギーを始めとした商品価格 上昇などで、緩和するという見込みに不確実性が高まっ ていることも同時に示している。
むしろ、こちらの方が強く 示唆したい部分なのではなかったのではだろうか。
最後の部分で、「安定的な経済成長とインフレを達成する ために、必要なら行動するだろう」と述べていた。
これまで は「必要なら行動」は、利下げの解釈だったが、今回は もしかすると、利上げの意味なのかもしれない。
あくまで、 過度な深読みだが。
いずれにしろ、利上を鮮明に示唆するまでは行かなかっ たが、インフレに軸足を置いたことは確かな印象だ。
一時は年内0.5%の利上げ観測まで出ていたが、それは 現時点では行き過ぎにしても、今回の声明から、場合に よっては年内1回0.25%の利上げの余地はあるものと 判断したい。
◆ドル円107円台に戻す ユーロ円は最高値更新 ドル円は107円台後半に落ち着いている。
原油が米週間 石油在庫統計発表後、売りが加速したことで、株価も堅調 な動きを示し、ドル円はレジスタンスとなっていた、108.00 の水準を突破、直近高値である108.40/50水準を目指す 動きとなった。
しかし、FOMCの結果が発表されると、ドル売りが強まり、 107円台に再び戻した。
ただ、ユーロ円が堅調な動きで、 最高値を更新するなど、円売りの動きも根強く、下値は サポートされている。
今週に入ってからの動きは、上値の重さも意識されるが、 下値も堅く、まだ、下振れる気配もないようだ。
ユーロ円はFOMCの結果発表後、買いが強まり、169円 台に上昇、昨年7月につけた過去最高値の水準を突破 した。
169円の手前には日本の機関投資家の売りも観測 されていたが、突破したようだ。
日本の景気への懸念も強く、商品市場からのインフレの 兆候は見られるが、日銀の利上げ再開はもうしばらく長 引くとの見方もあり、キャリー取引が活発化するとの観測 も強い。
また、きょうのFOMCの声明がインフレリスク重視姿勢も 見られたことから、逆にECBの利上げ期待がさらに高 まったとの指摘も。
きょうもウェーバー独連銀総裁を始め、 タカ派な発言が相次いでいた。

リンクURL:http://www.pheedo.jp/click.phdo?i=ee37aeaaa6cc041987302dc9b27dced6 【NY市場】FOMC声明、予想ほどタカ派でもないとの印象からドル売りの動きへの外部リンク
スポンサーリンク


各都市の時間
東京
香港・北京
フランクフルト
ロンドン
ニューヨーク
 
トレーダー&投資家コミュニティ「Bull」© 2008 
FXテクニカル分析入門 - FX入門 - FXテクニカル検証 - 資産運・マネーの知恵袋