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内政も経済も漸進主義を貫く〜ただし韜光養晦は続くか?(加藤嘉一の「脱中国論」現代中国を読み解く56のテーゼ)
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- 2回にわたって「2012年の中国を展望する」をお送りしている。今回は後編だに当たる。前編では、指導者が代わる政治のこれから、共産党の正当性を保証する支柱となっている経済の話をさせていただいた。 共産党も集団指導体制になり、次期リーダーと言われる習近平氏の力だけで政治が動くのではないこと、経済の良し悪しを判断する国民の基準が変わってきていること、などを取り上げた。人事にも少しだけ言及した。 前回コラムの最後で、習近平氏が「中国の経済政策はハードランニングしない」と公けに発言したと紹介した。あくまでも「漸進改革」、つまり崩壊のリスクを回避するためにゆっくりとソフトランディングさせる方法を取るという党の意思を反映している。

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