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全身麻酔の患者を放置して逃げた医師(世界鑑測 北村豊の「中国・キタムラリポート」)
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- 2011年8月24日の午後10時頃、上海市宝山区にある“上海交通大学医学院第三人民医院(旧名:宝鋼医院)”<以下「宝鋼医院」>の手術室で火災が発生し、折悪しく隣の手術室で全身麻酔による脚の切断手術を受けていた男性患者が窒息死した。患者は全身麻酔のため人工呼吸器を使っていたが、手術で使用していた電動手術台は重くて移動させることができず、人口呼吸器の気管チューブを抜けば患者の生命に危険が及ぶことから、火災の煙が充満する中、医師たちが患者を放置したまま手術室から逃げ出したことで患者は窒息死したのだった。 死亡したのは上海市宝山区羅店鎮に住む“朱”という姓の男性で49歳であり、嫁に行った娘に孫が生まれて4カ月前に「おじいちゃん」となったばかりだった。

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