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米国、中国、インドの“三角関係”を読む(金と世界経済)
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- 2010年8月16日、中国がGDPベースで日本を抜いて世界第2位になった日、筆者は北京にいた。現地金融関係者との夕食の席でも、早速この話題で議論が交わされた。 さぞかし中国側の鼻息も荒かろうと臨んだのだが、意外に冷めている。マラソンにたとえれば、失速して先頭グループから脱落してゆく日本より、後ろの集団から抜け出してじりじり先頭集団に追いついてくる勢いのインドの方が気になるという意見が多かった。 そこで話題は中印関係に飛ぶ。 筆者の見るところ、今やGDP世界第1位と第2位の米中関係は“仮面夫婦”。そこにひそかにやきもちを焼くのがインド、という三角関係のようだ。中国も時折、米印が仲良く振舞うのを見せつけられると内心穏やかではない。

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