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英国暴動、実態は「荒くれフーリガン」(大竹剛のロンドン万華鏡)
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- ロンドン北部の暴動を発端に、バーミンガムやマンチェスターなど英イングランド各地にまで広がった若者による略奪行為は、英国全土を混乱に陥れた。 デービッド・キャメロン首相は休暇を切り上げてロンドンに戻り、内務相はイングランドの全警官に休暇を返上して任務にあたるよう命ずるなど、厳戒態勢に入っている。野党は「警察予算の削減を含む大規模な財政支出削減策は失敗だった」と連立政権を攻撃し、政治問題にまで発展し始めた。 暴動の経緯を簡単に振り返っておこう。 8月4日、ロンドン北部のトッテナムで、銃を所持していた1人の黒人男性(29歳)が警官に射殺された。この男性の死に抗議するため、8月6日、トッテナム警察署前で、男性の家族を含む数百人規模のデモが繰り広げられた。

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