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荒れる欧州市場、必要な政治的意志(Money Globe from London)
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- ユーロ圏の周辺国債務問題や、米国債の一部格付け機関による格下げを受けて、株価が大幅に下落するなど金融市場の混乱が欧州でも続いている。欧米の混乱を受けたリスク回避資金の流入によってスイスフランが急騰し、スイス国立銀行が銀行間金利の誘導目標をゼロパーセントに引き下げ、さらに量的緩和にも踏み込むなど、影響はユーロ圏外にも及んでいる。 欧州当局は、問題解決に向けて対策を打ち出してきたが、これまでのところ後手に回ってきた。しかし、ユーロ圏首脳が7月21日に合意した総額1090億ユーロの第2次ギリシャ支援策については、問題解決に向けて債務の返済可能性に焦点を移した点で画期的であったと考えられる。 前進が見られた第2次ギリシャ支援 これまでの対応策は、ギリシャに緊縮政策の見返りに資金繰りを支援するが、これでは成長率が押し下げられてしまう可能性があった。

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