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胡錦濤による中国共産党建党90周年談話を“読む”(加藤嘉一の「脱中国論」現代中国を読み解く56のテーゼ)
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- 7月1日午前4時半、筆者はいつものように北京の街へと走り出した。ランニングをしながら、市民たちの素顔に迫る。生活の吐息を感じながら、実際に会話をしながら、草の根レベルで国情に迫る。筆者なりのチャイナ・ウォッチの方法である。 いつもと同じだ。 北京は静かな朝を迎えていた。 だが、政治にとってはいつもと同じ朝ではなかった。中国共産党成立90周年に当たるこの日、政治家たちは天安門に向かって左側に位置する人民大会堂に集結する。ただし、北京市民にとって、気になるのは交通渋滞だけだ。中国共産党の祝賀イベントに際して、各地で交通規制が設けられるからだ。 午前5時過ぎ、筆者が息を切らせながら天安門広場を通過すると、そこには“いつも”の光景があった。

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