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【ロンドン市場】欧州通貨売りきっかけにドル高の流れ強まる
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23日のロンドン市場はドル高推移。
センタンス英中銀委員のハト派寄り発言を受けたポンド売り・ドル買いの ほか、欧州の弱い経済指標を手掛かりとしたユーロ売り・ドル買いも入り、 全般的にドル高の動きとなった。
◆ポンド、センタンス英中銀委員の発言受けて軟調推移 ポンドドルは1.9720レベルから1.9600レベルまで100ポイント超下落。
タカ派で知られたセンタンス英中銀委員が「今後数年間、弱い住宅市場 と低迷する経済は物価上昇を相殺する」とし、景気悪化によって インフレ圧力は抑えられるとした先週のキング総裁の発言を繰り返したため、 ポンド売りにつながった。
◆ユーロドル、弱い経済指標が圧迫 ユーロドルは1.5590レベルから1.5497レベルまで軟調に推移。
ポンドドルと同じく、100ポイント程度の下落となった。
対主要通貨でドル高の動きとなる中、独Ifo景況感指数やユーロ圏PMIが 市場予想を下回りユーロ売り・ドル買いの流れが強まった。
◆対主要通貨でドル高、ドル円やドルスイスは堅調に推移 ドル円は107.27レベルから107.96レベルまで、ドルスイスは1.0373レベル から1.0460レベルまで堅調に推移した。
原油価格が時間外取引で2ドル程度上昇したものの、ドル高の流れは 損なわれなかった。
◆クロス円、上値は重いがドル円の堅調な動きが下値をサポート ユーロ円は166.85レベルまで軟化した後、167.60レベルまで切り返す展開。
ポンド円はポンドドルが軟調だったため上値を切り下げる展開だったが、 円安・ドル高の動きにサポートされ、211.00付近では下げ渋った。

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