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【東京市場】 ドル円107円台前半揉み合い、週明けは手掛かり難の相場
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23日の東京市場は、前週末の海外終値水準での揉み合いが続いた。
早朝は、原油先物の下落に反応して、ドル買いが先行したが、 ドル円の107円台後半やユーロドルの1.56割れの水準での ドル売りは根強く、ドルが反落していった。
ドル円は107.10台へ軟化、ユーロドルは1.5630近辺へと小反発した。
日経平均は前週末の米株式の大幅安を受けて、一時200円超の 大幅下落となる場面もあったが、次第に下げ幅を縮小していった。
クロス円は方向感に欠けた振幅相場だった。
ユーロ円167.30-80、ポンド円は211.50-212.30レンジでの取引だった。
株式市場への反応も限定的で、週明けの為替市場は手掛かり難だった。
◆原油先物、ジッダ会合の結果に振れる 早朝は、週末に開催された産油国と消費国によるジッダ会合で、 サウジが増産するとの報道に、原油売りが強まった。
NY原油先物8月限は一時134ドル台前半へと売られた。
しかし、他の生産国からの追随がみられなかったことで 135ドル台半ばへと反発した。
さらに、午後にかけては先週から報じられていたイスラエルと イランの緊張関係が地政学的リスクとして再び注目されて、 136ドル台半ばへと一段高となった。
ただし、早朝のドル買いを除くと為替相場への影響は限定的だった。
◆ドル円、107円台前半での振幅 ドル円は、前週末のドル売り円買いの流れを受けて107円手前から 取引が始まった。
早朝は、原油の下落につれたドル買いに、一時107.55−60レベル へと買われる場面があったが、輸出や投資家の売りに上値を押さえられた。
日経平均が、前週末の大幅安を受けて一時250円超の大幅安となり、 円買い圧力が強まって107.10−15レベルへと反落した。
しかし、その後は日経平均は下げ渋り、ポジション調整から 再び107.40-50レベルへと押し戻された。
結局は107.10−60のレンジ内で推移した。
水準的には、前週までの107.50-108.60レンジの下限水準を 割り込む動きが続いたことになり、依然として上値が重かった。
◆ユーロドル、1.56近辺でこう着 ユーロドルは、1.56挟みの水準での取引が続いた。
前週末は、米金融機関の業績悪化などが相次ぎ、米株価を圧迫した。
ドル売り圧力が強まり、ユーロドルは1.56台半ばへと上昇した。
週明けの東京市場では、原油相場の振幅があったが、 ユーロドルはほぼ1.56近辺での揉み合いに終始した。

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