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フクシマは“宝の山”(大竹剛のロンドン万華鏡)
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- 日本に派遣された国際原子力機関(IAEA)の福島第1原子力発電所の事故調査団が6月1日、報告書を発表した。その内容に違和感を覚えたのは私だけだろうか。日本政府や東京電力、原子力安全・保安院の事故後の対応を、高く評価しているからだ。 今回の調査は、“フクシマ”の教訓を世界で共有することが目的で、最終報告書は6月下旬に発表される。暫定版が示す調査団が発見した事実や教訓は、日本を評価する3項目から始まる。 まず、調査団への情報提供が“極めてオープンだった”と評価。事故現場の対応も“模範的”で、“高度で専門的な後方支援体制に大いに支えられている”とある。住民避難など国民保護のための政府の対応も“見事に極めて良く組織立っている”と称賛する。

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