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米金融不安、再燃=先週末、ダウ平均が大幅下落
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−米格付け会社によるモノライン格下げがきっかけ−
【2008年6月22日(日)】 − 先週末(20日)の米株式市場は、ダウ工業株30種平均が前日比220ドルを超す大幅下落となり、3月17日以来約3カ月ぶりの1万2000ドル割れとなった。
この背景にあるのは、金融セクターの信用不安の再燃だ。
昨年夏のクレジット市場危機の引き金となったベア・スターンズ証券とJPモルガン・チェース銀行との合併計画が3月16日に発表されて以降、米国株式市場は急回復に向かったが、先週末の急落でそれまでの株価上昇の大半が吐き出された格好だ。
20日の株価急落の直接のきっかけとなったのは、米大手信用格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスが19日夕に、モノライン(金融保証保険会社)最大手のMBIAと同2位のアムバック・ファイナンシャル・グループの格下げを発表したことだ。
ムーディーズは、MBIAとアムバックの金融保証保険子会社(MBIAインシュアランスとアムバック・アシュアランス)の格付けを、最高格付けの「トリプルA」から、それぞれ、5段階低い「A2」と3段階低い「Aa3」に引き下げたのだ。

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