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あなたは「安全という商品」を十分に手に入れたか(「復興税」という幻想)
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- 本連載は今回が最終回である。 さて、日本経済の成長をテーマに講演をすると、時折(と言うより、ほぼ毎回)、以下の質問を受けることがある。 「日本は成熟化し、我々日本人は、欲しい物はあらかた手に入れた。これ以上、経済成長するなどということは無理なのではないだろうか」 予め定義しておくが、ここで言う「経済成長」とは、国内総生産(GDP)の拡大を意味している。まずは、2010年の名目GDP(支出面)の数値を確認しておこう。 画像のクリックで拡大表示 日本のGDPは、およそ59%がいわゆる個人消費(民間最終消費支出)で占められている。個人消費がGDPの6割前後というのは、先進諸国としては平均的な水準だ。

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