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生命を脅かす食品安全の「三大病症」(世界鑑測 北村豊の「中国・キタムラリポート」)
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- 2011年4月20日、中国政府国務院弁公室は、「食品の違法添加行為を厳しく取り締まり、食品添加剤の監督管理を適切に強化することに関する通知」を公布した。中国では従来から食品への非食用物質の添加や食品添加剤の乱用、禁止されている薬物・物質の家畜の飼料や飲料水および水産養殖への使用が問題となっていたが、今年に入って違法な食品による中毒や摘発が増大し、国産食品に対する国民の信頼度が低下し、不満が高まり、大きな社会問題となっている。このため、中国政府は食品添加物に対する取締りの強化を明確に打ち出すことが必要となったのである。 その翌日の21日には北京で、父親が路傍の屋台で買ったフライド・チキンを帰宅後に1歳半の娘に食べさせたところ、娘が30分後にチアノーゼ症状を発し、病院に運ばれてから1時間後に死亡する事件が発生した。

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