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すべての戦略はインテリジェンスに通ず(明治の男に学ぶ中国古典)
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- 『孫子』という古典には、一つ奇妙な謎があります。それは全十三篇で成り立っている最後に「用間篇」、つまりスパイの活用法が置かれていることなのです。 書物の終結部分といえば、一般的には内容の結論や、最も胆となる記述が来るところ。もちろん諜報は重要な活動ですが、では全編の追尾を飾るに相応しいものなのか、といえばやや首をひねらざるを得ません。 一つ前の十二篇目「火攻篇」後半には、全体の結論といえる記述が置かれているため、「『用間篇』は番外編のような形で最後に置かれたのではないか」といった解釈もなされたりしました。確かに諜報の話は、全体の内容からはやや独立した趣があるんですね……。 ところが、1972年に山東省にある銀雀山漢墓という遺跡から発見された竹簡『孫子』には、「用間篇」が十二篇目に、「火攻篇」が十三篇目に配当されていました。
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