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震災を契機に、韓国は災害情報の伝達方法を見直し(日本と韓国の交差点)
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- NHKで、被災地の方々が家族を探す場面を見た。「兄を捜しています」、「母を捜しています」と淡々と言う表情に、30年近く前のことを思い出した。 韓国では1983年6月、朝鮮戦争により消息が途絶えた家族を捜す特別番組が放映された。当時は「電波の無駄遣い」という理由ことで、平日の昼間はテレビ放送が中断される時代だった。公営放送のKBSが、同放送の正規放送が中断される時間を使って、特別番組を生放送した。 KBS放送局の前に「誰かこの人を知りませんか」という紙を持って集まった人を映し、一人ひとりを紹介した。家族を捜している人はみんな、死んでも死にきれないと「ハン(根)」を訴え、涙を流していた。

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