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米5月住宅着工、再び減少＝底打ちの兆し見えず
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米5月住宅着工、再び減少＝底打ちの兆し見えず
―FRB、利上げか利下げでジレンマに＝景気悪化とインフレ加速で―
【2008年6月18日(水)】 − 前日、米商務省が発表した5月の米住宅着工件数は、前月比3.3％減と、再びマイナスに転じた。
4月は速報値段階で大幅増となり、市場ではサプライズと受け止められたが、2カ月連続の増加とはならず、やはり、市場の予想通り一時的な現象で終わってしまった。
また、同時に発表された住宅建築の先行指標である5月の建築許可件数や、住宅業界の業況判断を示す6月のNAHB（全米住宅建設業者協会）／ウエルズ・ファーゴ住宅建設業者指数も低調だった。
このため、エコノミストの大方は、まだ、米国の住宅市場には底打ちの兆しが現れていないと見ている。
5月の住宅着工件数（季節調整値）は、前月比3.3％減の年率換算97万5000戸と、1991年3月以来約17年ぶりの低水準となった。
また、市場予想のコンセンサスである98万戸も下回った。
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