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原発事故でロシアなどに天然ガス特需(大竹剛のロンドン万華鏡)
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- 福島原発の事故で、世界の天然ガス業界に突如、追い風が吹き始めた。福島原発の操業停止によって失われた電力を補うには、火力発電所の稼働率を高めることなどが必要になり、化石燃料の追加需要が発生したからだ。そして、その代替燃料の中で有望視されているのが、石油や石炭に比べて燃やした時の二酸化炭素の排出量が少ない、液化天然ガス(LNG)である。 あるロンドンのLNG関係者は、ざっくりと以下のように試算してくれた。 「東京電力の最大発電能力(年間)を約7000万キロワットとすると、福島原発の操業停止によって、その7分の1、約1000万キロワットが失われる計算となる。仮に、そのギャップをすべてLNGで賄おうとすると、約1000万トン分/年の追加輸入が必要となる。

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