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第3話「人は人のために生きるものだ。組織のためには生きられない」(あの男の正体(はらわた))
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- (前回から読む) 弁護士をしていると、いろいろなことに出くわすものだ。なんといっても腹が立つことが圧倒的に多い。仕事が仕事だから当たりまえといえば当たりまえなのだが、そこはそれ、所詮は他人事だ、ということもある。なに、ありていにいえば、他人が困るから弁護士が飯のたねにありつくという面もありはするのだ。皮肉ななりわいだと思わないわけではないし、なんとも嫌な話でもある。しかし、誰でも病気になれば医者が要る。近所に泥棒があらわれたときけば、急に街角に立っている警官がたのもしく思えてくる。人というのはそんなものなのだろう。人生は楽しいことばかりではないのだ。つまるところ、弁護士は人の世に必要なのだ。
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