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【東京市場】米利上げの思惑揺らぐ
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17日の東京市場はドル売りの展開。
英FT紙の米金融当局者の政策スタンスは一致していないとの報道を きっかけにドル買いを誘っていた米利上げに対する見方が揺らいだ。
◆ドル円 107円台まで下落も下値は実需が支える 年内の米利上げを巡って、英FTがFRB内部の見解は一致していないと 報道をするなど、来週のFOMCを控えハト寄りの観測が出てきたため ドル売りの動きとなった。
ドル円は108.27レベルから107.75レベル まで円高・ドル安推移した。
◆クロス円 ドル円の下落を受けて上値重い クロス円はドル円の円高推移を背景に上値の重い展開となったが、 ユーロドルの堅調推移を受けてユーロ円は167.82レベルまで上昇し、 11ヶ月ぶりの高値をつけた。
ポンド円は212.50レベルから211.95レベル まで水準を切り下げた。
豪ドル円は102.02レベルまで上昇後、豪中銀議事録を受けて101.43 レベルまで下落した。
ただ、豪ドル/ドルが下げ渋ったため、豪ドル円 の下値も支えられた。
◆豪中銀議事録のタカ派トーン弱まるも、主要な問題はインフレとの認識 豪ドル/ドルは豪中銀議事録の発表を控える段階で、ファンド筋の買い観測 を背景に0.9437レベルまで上昇した。
その後、議事録の内容がタカ派寄りでは なかったため0.9400レベルまで反落。
ただ、インフレは不快なほど高いと するなどインフレ警戒感を緩めなかった上、ドル安の動きもサポートとなり、 0.9435レベルまで切り返した。
◆対主要通貨でドル売り 米利上げ観測緩む 英FT紙などの報道をきっかけにドル売りの動きとなった。
ユーロドルは1.5460レベルから1.5540レベルまで上昇し、 昨日の高値を上抜いた。
ポンドドルは1.9616レベルから1.9675レベルまでドル安・ポンド高が 進んだものの、ユーロポンドがユーロ高・ポンド安の動きとなったことで 上値は抑えられた。

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