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第2話「裁判がはじまっておたがい消耗しあい、どこにいきつくと思う?」(あの男の正体(はらわた))
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- 「あの男はフェニックス、不死鳥だ」 そういわれ始めたのは、あの男が営業第三部長とやらになってからのことだ。営業第三部長などといってみても、内外通商の外の人間にはなにもわかりはしない。ただ、社内の人間なら、すぐにピンと来る。 「ああ、三営ね。あの人もあそこに追いやられちゃったってわけか。これで、あの人のサラリーマン人生も終わりってことだな」 営業第三部というのは、とっくに流行おくれになってしまったブランドの終戦処理にあたる部門なのだ。 ブランド・ビジネスといえば、海外に出かけては目ぼしいファッション・ブランドを漁って、なかば騙すようにしてラインセンスをとってくることからはじまる。
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