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第6話 誰が経営の多角化を望むのか(草野耕一のあまり法律家的でない法律論)
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- (前回から読む) 分散投資理論 「Bust-up Merger」という言葉をご存知だろうか。多角化された企業(一般に「コングロマリット」と呼ばれる)を丸ごと買収し、買収後に各事業をバラ売りして利益をあげる取引のことであり、以下これを「解体型M&A」と呼ぶことにする。 M&Aの世界に疎遠な人にとって解体型M&Aはかなり怪しげな取引に思えることだろう。「せっかく事業を拡大した企業を解体して利益をあげるとはなんと反道徳的な行為であるか」、そう考える人は法律家(特に裁判官)の中にも結構いるようだ(※1)。 しかし、ここは冷静に考えてもらいたい。「事業を拡大した」(=多角化した)ことに価値があるのならば、これを「バラ売り」して利益が出るはずがない。
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