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2011年の中国は歴史のターニングポイントに立つ(加藤嘉一の「脱中国論」現代中国を読み解く56のテーゼ)
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- 一つの時代が終わった。 我々外部の人間が中国を観察するとき、2008年2010年はセットで認識しなければならない。北京五輪、建国60周年パレード、上海万博、広州アジア大会。「国威発揚」を目的としたナショナルイベントが密集した時期だった。 安定第一、効率第二、公平第三、人権第四。 リベラル派の知識人たちは「この3年間で中国は正真正銘の警察国家になってしまった」とため息をつく。彼らは、中国には、グローバルスタンダードで振る舞い、法治主義と民主化を掲げる以外に道はないと主張してきた。 中国政府はナショナルイベントを円満に成功させるために、あの手この手を使って、国内で噴出すあらゆる不安要素を揉み消そうとした。

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