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【ロンドン市場】 ドルが一段高に、ドル円107円台後半
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ロンドン市場は東京市場の流れを受けて序盤からドル高傾向を示した。
ドル円は107円台前半から107台後半へと上昇、前日高値に並んだ。
ユーロドルは1.54台後半から一時1.53台後半へと軟化した。
その他の主要通貨に対してもドル買いの動きが先行した。
ドル指数もほぼ1ヵ月ぶりの高水準となった。
米株価指数先物の上昇、原油先物の軟化、米金利上昇など、 様々なマーケットでドル買いを支える動きが相次いだ。
市場の一部では米金融機関のリパトリの観測も流れていた。
その後は、米小売売上高など経済指標の発表を控えて、 ドル高水準での揉み合いが続いた。
◆ユーロドル、一時1.53台後半に下落 ユーロドルは東京市場から一段と売られ、一時1.5390台へと下落。
昨日のNY終値水準から150ポイント超の大幅安となった。
リスボン条約批准に関するアイルランドの国民投票で、 否決された場合のユーロ売りの思惑が広がっていた。
また、ラガルド仏財務相のG8でのECBの利上げをけん制する発言も加わった。
一方、ECB月報は依然としてインフレリスクを強調するタカ派の内容だった。
さらに4月のユーロ圏鉱工業生産は前月比+0.9%、前年比+3.9%と予想を 大きく上回ったことからユーロドルは1.5450レベルへの反発をみせた。
その後は、NY市場を控えて1.5410−30レベルで揉み合った。
◆英インフレ期待は高いが、ポンドは軟調 英四半期インフレ調査の結果は、5月時点で4.3%と2月時点の3.3%から 大幅に上昇、現状のインフレ率から一段高となる予想が示された。
しかし、ポンドドルの上値は重く、発表前に1.9510レベルの安値をつけて からの戻りは1.9535レベルに留まった。
その後も売りが優勢となり、1.9460-70レベルと昨日安値を下回った。
◆豪ドル、安値水準で揉み合い 豪ドルは、東京市場で発表された豪雇用統計の悪化で、 12日ロンドン市場では、昨日から大きく水準を下げて取引された。
豪ドル/ドルは0.93台後半で取引され、一時0.9350レベルと、 昨日のロンドン市場での0.94台後半の揉み合い水準から 100ポイント超の豪ドル安水準で推移している。
豪ドル円は、東京市場での下落水準が継続し、 100円台後半での振幅が続いた。

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