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北京市民の新車“分捕り合戦”(中国発 経済観察報)
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- 「歳末車荒」 経済観察報記者 張煦 劉暁林 「この車は壊れたぞ。それでも欲しいやつはいるか?」 北京市内のある自動車販売店。イライラが頂点に達した顧客が、目の前の新車の窓ガラスをいきなりたたき割ってそう叫んだ。彼の予期せぬ行動に、“競争相手”はうろたえて戦意を失った。この顧客は結局、2000元(約2万5000円)の修理代と引き換えに自ら傷物にした新車を手に入れた。彼は得意顔でこう言い放った。 「これで春節(中国の旧正月)に納車が間に合った*。だからかまうもんか。それに、来年になったらナンバープレートの取得費用**をいくら取られるかわかったもんじゃない」 *中国の自動車市場では、家族や親戚が集まる春節を新車で迎えたいというニーズが強く、毎年12月から翌年1月にかけてが新車販売の最大のシーズンになる。

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