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財政統合なければユーロ崩壊(大竹剛のロンドン万華鏡)
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- (【検証:ユーロ危機1】から読む) 財政難を抱え「PIIGS(ピッグス)」と揶揄されるポルトガル、アイルランド、イタリア、ギリシャ、そしてスペイン。こうした国の中でも、競争力がない国はデフレに陥り、実質的に負債が急速に増えていく危険がある。 英シンクタンクのサイモン・ティルフォード氏は、危機から抜け出すために今すぐにでも債務の再編をすべきだと説く。さらに、長期的にはEU域内で財政統合を進めなければ、ユーロは崩壊することになると指摘する。 (聞き手は日経ビジネスロンドン支局、大竹剛) なぜ、ユーロ圏でソブリン危機が一向に収まる気配を見せないのか。 英シンクタンク、欧州改革センターのチーフエコノミスト、サイモン・ティルフォード氏 ティルフォード 数か月前と状況が変わったのは、投資家は今、ユーロ圏でデフォルト(債務不履行)が起きる可能性を信じていることだ。

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