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「トカゲの尻尾切り」臨時雇い労働者の悲哀(世界鑑測 北村豊の「中国・キタムラリポート」)
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- 中国共産党中央委員会の機関紙「人民日報」は2010年12月2日付の社説“毎週一評(毎週一評論)”に、論説委員の“範正偉”が執筆した「“臨時工”を“壁虎尾巴”にするな」という記事を掲載した。 中国語の“臨時工”は日本語の「臨時工」と同じで臨時雇いの労働者を指すが、壁虎”は「トカゲ」、“尾巴”は「尻尾(しっぽ)」なので、“壁虎尾巴”は「トカゲの尻尾」を意味する。何か事が起こると、本来責任を負うべき関係当局は責任を回避し、その責任を正規職員ではない臨時工たちに押し付ける風潮が蔓延している。哀れな臨時工たちは責任を負わされて「トカゲの尻尾」として切り捨てられているのが実態だが、そんなことが許されてはならないというのが記事の論旨である。

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