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ユーロ、“国家破綻”の現実味(時事深層)
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- ユーロ圏のソブリン債務危機で、“国家破綻”の現実味が増している。ギリシャ、アイルランドに続き、ポルトガルへの財政支援も不可避の状況だ。域内の政治的リーダーシップの欠如が、事態を悪化させかねない。 ユーロ圏でソブリン債務危機の伝播が止まらない。 先月28日、欧州連合(EU)はアイルランドに対して財政支援を実施することで合意した。今年5月に設立した欧州金融安定基金(EFSF)を初めて活用し、国際通貨基金(IMF)と共同で総額850億ユーロを緊急融資する。 だが、投資家の不安は払拭されていない。ギリシャやアイルランドに並び、財政難に喘ぐことから「PIIGS(ピッグス)」と揶揄されてきたポルトガルやスペイン、イタリアの国債利回りは、依然として高水準にある。

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