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米国発! ビジネス最前線 世界初、ES細胞の臨床試験(時事深層)
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- ES細胞を使った世界初の臨床試験開始で脚光を浴びる。再生医療の先端企業だが、内情は赤字続きの自転車操業。「ファンド資本主義」は最先端研究を支え続けられるのか。 10月11日、米バイオ企業のジェロンがヒト胚性幹細胞(ES細胞)を使った世界初の臨床試験を開始したとのニュースが大きく報道された。再生医療の実現に向けた華麗な第一歩として脚光を浴びたが、世界最先端を走るバイオ企業の懐事情は、実は「火の車」である。 ファンド資本主義の力で延命 1990年の設立(事業開始は92年)から20年間、ずっと赤字決算が続いている。2009年12月期には保有特許のライセンス料を中心に約170万ドル(約1億4000万円)の収入を得たが、研究開発費と人件費を中心とする費用に約7200万ドル(約58億円)かかり、純損失は約7000万ドル(約57億円)となった。

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