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造船三国志の行方を左右する「諸葛孔明」(うちのエースはアジア人)
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- 韓国、日本、中国が激しく覇権を争う「造船三国志」。その勝負の行方を占う日本人がいるとすれば、この人物だろう。川崎重工業の造船部門トップである神林伸光常務(船舶海洋カンパニープレジデント)がその人だ。 三国志の登場人物に例えるとすれば、蜀を繁栄に導いた天才軍氏、諸葛孔明だろう。それぐらい、神林氏がかつて首脳陣を説得して始め、成功に導いた日中合弁の大型造船所は歴史的な意味がある。今年夏に本格稼働した遼寧省大連市郊外にある第二造船所はそれこそ、世界最強の韓国の造船業界に挑む戦略拠点である。 日本の造船業界では大手の多くが造船拠点の統廃合など縮小均衡に陥っており、未来が見えない状況だ。それに対して、川崎重工は中国との提携を軸に再び世界トップを狙う。

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