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【東京市場】ドル円の堅調な流れが継続、バーナンキ発言が後押し
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10日の東京市場では、バーナンキFRB議長のタカ派寄りの発言を
受けてドル高の動きとなった。
日経平均が利益確定の動きから 一時1万4000円割れとなったが円高の動きは限られた。
◆ドル円、106円台後半まで水準切り上げ ドル円は106.25レベルから106.83レベルまで上昇。
バーナンキ議長が「FRBはインフレ期待の定着に抵抗」、 「インフレ期待の高止まりは成長とインフレを不安定にする」と タカ派寄りのコメントをしたことが材料となった。
上昇一服後は106.60-80レベルで小動きとなった。
◆クロス円もしっかり、ドル円がサポート ポンド円は209.60レベルから210.72レベルまで1円程度上昇した。
ドル円の上昇にサポートされたほか、東京朝方に発表されたBRC 小売売上高が良好な結果だったこともポンドを支えた。
ただ、ポンドドルが下値を切り下げるとポンド円も押し戻され、 上げ幅を消した。
ユーロ円は166.10レベルから166.58レベルでしっかりと推移したが、 ユーロドルが軟調で上値は重かった ◆ユーロドル軟調、バーナンキ発言受けてドル高圧力強まる ユーロドルは1.5653レベルから1.5556レベルまでユーロ安・ドル高推移。
一部で年内の米利上げ観測が浮上しており、バーナンキ発言を受けて 米利上げ観測が強まる格好となった。
◆ポンドに対してもドル高圧力強い ポンドドルは1.9729レベルから1.9682レベルまでドル高の動き。
今朝発表されたBRC小売売上高が4ヶ月ぶりに大幅な増加となったほか、 英RICS住宅価格指数は予想ほど悪化しなかったが、軟調に推移した。
◆豪ドル、下値でアジア中銀筋の買い観測 オセアニア通貨もバーナンキ発言でドル高の動きとなった。
豪ドル/ドルは0.9525レベルから0.9460レベルまで、 NZドル/ドルは0.7602レベルから0.7546レベルまでドル高推移。
ただ、豪ドル/ドルは下値でアジア中銀の買いの噂が出ており、 下げ一服後は0.9500前後でもみ合いとなった。
◆リーマンに続き、UBSにも追加損失懸念 10日、米WSJはUBSが住宅ローンがらみで追加損失の計上を迫られる 可能性があると報道した。
最近数週間で資産状況が大きく悪化した とされている。

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