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第1話 どうしたら正義を語ることができるのか(草野耕一のあまり法律家的でない法律論)
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- ミネルバのふくろうと法律学 「ミネルバのふくろうは黄昏(たそがれ)に飛翔する」ヘーゲルが『法の哲学』に記したこの謎めいた言葉の意味は何か。様々な解釈があるようだが、私が学生時代に習ったものはこうである。 古来ふくろうは学問の神ミネルバの化身と考えられてきた。夜行性の生き物であるふくろうは黄昏にならなくては飛翔できない。ヘーゲルは、ふくろうのこの行動様式の中に学問の負う宿命を看取した。すなわち、あらゆる事象はその歴史が終わらなければ真実の姿を把えられない。ゆえに、学問が真理を見い出すのは対象とする事象が歴史的終焉を迎えた後のことである。 さすがはヘーゲル。見事なメタファー(隠喩)だ。
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