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「日の丸油田」の蹉跌(時事深層)
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- イランのアザデガン油田の開発から日本が撤退する。「官」主導の10年。「日の丸油田」復活への歩みは頓挫した。資源外交の現実に直面する日本。戦略の見直しが急務だ。 「撤退を求める米国側の姿勢は強硬一辺倒。権益を残す選択肢はなかった」 アザデガン油田開発からの撤退を巡り、米国側と交渉を重ねてきた日本の経済産業省幹部は力なく語る。 アザデガン油田はイラン南西部の原油埋蔵量260億バレルと言われる世界有数の巨大油田。経済産業相が筆頭株主である国際石油開発帝石が現在、10%の権益比率を持つ。 イランの核開発問題を巡り、欧州連合(EU)と歩調を合わせイランへの制裁措置を強めている米政府がそこに噛みついた。

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