スポンサーリンク |
【東京市場】FOMC前に調整の動き ドル円は戻り売りに押される
- 記事詳細
-
21日の東京市場はFOMC前に調整の動きが優勢となり、ドル安の動きが優勢となった。
ドル円は介入警戒感もあり底堅いものの、上値は重く、86円に接近すると実需売りが出て来る模様。
9月中間期末を控えて出易い時期にはある。
一方、ドル安の動きから、ユーロドルが強い動きを示した。
アジアのソブリン系の買いなども引き続き観測されている。
FOMCでは具体的な変更はないものの、次回以降の追加緩和を示唆してくるとの見方が根強い。
ただ、相変わらず欧州の重債務国への懸念は根強く、ドイツ国債との利回り格差が拡大を続けており、アイルランド債やポルトガル債との格差は前日もユーロ導入以来の水準を更新していた。
きょう21日は、そのアイルランド債、スペイン債、ギリシャ債、明日22日はポルトガル債の入札が予定されており、 それを警戒した動きもあったようだ。
ユーロドルは1.31の抵抗も根強い状況。
◆議事録はタカ派色も戻り待ちの売り多し きょう発表になった豪中銀議事録は必要によっては利上げの可能性を示唆する内容となった。
発表直後は豪ドル買いが出たものの、直ぐに戻り売りに押されている。
前日のスティーブンス豪中銀総裁の発言などで、概ねタカ派な内容が予想されていたこともあり、一旦、材料出尽くし感も出ていたようだ。
調整の動きに相殺されている。
(Klugシニアアナリスト 野沢卓美)

スポンサーリンク |