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「原料価格アップ=コスト削減」からの脱却(御立尚資の「経営レンズ箱」)
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- 資源高、そして広範囲の素材価格の値上がり。多くの企業にとって、原料価格上昇が大きな経営課題になってきている。こういった状況の時こそ、考えるべきこと、それがプライシングTQM(全社的品質管理)だ。 プライシングといっても、単純に原料価格の上昇部分を価格転嫁する、という意味ではない。この機会に、営業現場でのプライシングの「ばらつき」に着目し、実現価格を上げていく。そして、営業発のプライシング見直し運動(いわば営業のQC活動)を全社に広げ、プライシングに関わる企業活動全般の見直しにつなげる(TQM)ということだ。 製造業を中心に、日本企業はQC(品質管理)、そしてTQMといった現場を巻き込んだ「カイゼン」運動に取り組み、結果として高い品質と低コストの両立を果たしてきた。

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