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中国には空き家が6540万戸ある!?(世界鑑測 北村豊の「中国・キタムラリポート」)
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- 中国で2010年3月頃から「中国には6540万戸もの“空置房(空き家)”がある」という噂が広まった。その発信源がどこかは不明だが、誰もが関心を寄せるテーマなのであちこちで話題となり、そのうちにインターネットの掲示板でその真偽を巡って論議が展開されるようになり、遂にはメディアまでもがこの噂を取り上げるようになった。 日本の総務省統計によれば、2008年10月1日時点における日本の総住宅戸数は5759万戸(756万戸の空き家を含む)、総世帯数は4999万戸であるから、中国の空き家が6540万戸もあるということになると、それは日本の総住宅戸数と総世帯数よりも多い計算になる。日本の10倍の13億人の人口を有する中国とは言っても、空き家が6540万戸というのはいくらなんでも多すぎで、中国伝統の「白髪三千丈」の類のほら話だと思うのだが、中国のメディアまでもがこれを報じたことで、それこそまさに不動産バブルを象徴するものとして議論が議論を呼ぶ状況が出現したのである。

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